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    広々露天風呂で貸し切り気分

    もうすぐ夏休みで、旅行のトップシーズンだ。私は旅行好きだから、子持ちになって仕事が忙しい今でも、ゴールデンウィーク・夏休み・年末年始は1〜2泊の旅行に行く。独身の頃は、時間的にも経済的にも余裕があったので、もっと頻繁に行ってたな。

    20代の頃に東京に住んでて、なんか急に田舎に行きたくなって、長瀞温泉に行ったことがあった。東京都に隣接する埼玉県とは思えない深い山奥で、川下りができる清流もあり、すごーく遠くまで旅してきたような気分になったなぁ。泊まった旅館は、昔ながらの古びた温泉宿で、お約束の卓球台もあった。浴衣姿でひとしきり卓球に興じたあと、汗を流しに温泉へ。

      その旅館の温泉は、内風呂はこぢんまりとしているけど、そこから外へ出ると、広々として眺めの良い露天風呂になっている。女風呂からも男風呂からも行けるようになっていて、つまり混浴。一応タオルを巻いて私と友人が露天風呂に入っていると、数人のおじさんグループが照れまくりながらやって来て、「いや〜、内風呂の方がいっぱいなもんで…」と、聞いてもないのに言い訳してた。混浴の場合、なぜか男の人の方が遠慮がちだよね。

      露天風呂は最高に気持ちよく、翌朝早起きして、私たちは再度入りにいった。早朝の山のひんやりした空気の中で入る露天風呂は、また格別!他の宿泊客が入ってくる様子もなく、貸切り気分で、私たちは思いっきりくつろいだ。誰もいないから、タオルもはずしてすっぽんぽん。露天風呂の下には川が流れているらしく、ザーザーと水が流れる音がする。私たちは、川を見ようと、露天風呂を囲む柵にそのままの姿で近づいて、身を乗り出して下を見た。すると…

      なんと、露天風呂の下にはいくつものテントが張ってあり、早起きのキャンパーたちが朝釣りをしているではないかっ!竿を持って振り返った人たちと目が合い、お互いしばし固まった。私たちはすっぽんぽん…。ひーっ、恥ずかしい!

      旅に出るとつい開放的になってしまうけど、今はあの頃より人に見せられない体型になってるし、ああいう失敗のないように気をつけよう。

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